美ヶ原2009/11/03 01:33

パノラマ写真だったら良かったかも。
友人との集まりで久々に松本へ行って来ました。
そして、お天気が良いので美ヶ原に上ろうということになり、それこそ、ん十年ぶり。
下の方からクルマで上るにつれて紅葉も次第に見事になります。ダケカンバの林も遅い午後の日差しに輝いてました。
空の近くのこの草原を写真に収めようとしても、あの広がりを表現するのはちょっと無理そう。
美ヶ原高原美術館には行ったことがなく、今回初めて外から眺めましたが、彫刻が散乱しているような印象。屋外展示には背景の雰囲気ってものが大事ということでしょう。
草原を歩いていると、アンテナ群が目に入って来ました。そういえばあったなあ。今日は少し霞がかかっていることもあって、蜃気楼のよう。
天上界は空気もおいしかった。

碌山美術館2009/11/03 02:07

新緑の碌山館も良いけど、紅葉もよく似合う
美ヶ原の翌日、これまた久々に碌山美術館へ。
昨年訪れた時は中に入る時間がなかったのですが、今年はじっくり見ることが出来ました。
別館が随分増えていて、作品ばかりでなく、一人の作家の人生そのものを多角的に展示するものになっています。
ここを支える人たちの熱意と愛情がこちらにも伝わってきます。
碌山の新しい作品集が出来たとのことで、それを買い求めに行ったのですが、この作品集はとっても良い。写真も素晴らしいんですが、ブロンズ像の写真と同様に、石膏原型の写真が紹介されていることに驚きました。あるんですねえ、原型が。しかも作品によってはブロンズよりも美しい。微妙な陰影の豊かさが作品の繊細な持ち味を引き出しているような印象です。やはり絵画から出発した人だったんだなあ、と改めて感じ入りました。
石膏原型の実物が見られたら良いなあ。
構内には落ち葉だまりがあちこちに出来ていますが、やはり自然は美しい。

姫路城2009/11/11 02:32

全体も部分も洗練されていて、どこを見ても絵になりますねえ
来年から5年間、大規模改修で見られなくなるってことで姫路城を見学して来ました。新幹線からチラッと見たり、写真集を見たりしたことはあっても実際に行くのは初めてでした。
JRの駅前通りから、真っ正面に見ながら近づくにつれ次第に立体感が出て来て面白かった。
白鷺城と言うだけあって、無骨というよりも繊細な雰囲気が漂っていました。城郭としての構成も天守が複数あるような構成になっていて見応えを感じるお城。単純な富士山型じゃないところが面白い。
これで、国宝の城には全部行ったことになりますが、「美しい」といえば姫路城が一番でしょう。
内部も無骨な中にも洗練を感じます。
それにしても、かつて、解体修理が行われたとか。漆喰で固めたこの巨大で重厚な建物をどうやって分解組み立てをしたのか。不可能は無い、と言えばそれまでですが驚きました。
紅葉との取り合わせも美しく、さすが世界遺産。