神長館守矢家史料館2010/11/15 00:43

友人達と山梨県の増富温泉で集まることになり、仕事の合間を縫ってお出かけしました。途中、高速を諏訪インターで降りて、かねてから見たかった「神長館守矢家史料館」を見学しました。
探す気にならないと見つからない建物ですが、展示を見て、周りを歩くとここがただなならぬ場所であることが判明して来るのでした。
展示物を見た後で突き出た柱をみると、まるで角(つの)のような
同じく藤森さんの設計した「高過庵」というお茶室、これも前から見学したいと思っていましたが、それは神長館のすぐ近くにありました。
歩く茶室、歩く人
夕方ということもあって本日休業中といった印象でしたが、写真で見るよりも安定感がありました。こういうひっそりとしたところで、静かに立てるお茶はどのような味わいなんだろう。


あいちアートの森_堀川会場に行ってきました2010/03/02 20:53

あいちアートの森の堀川会場に行って来ました。
会場は元々ボーリング場だった建物で、今は倉庫のような佇まいです。
そのこともあるのですが、相変わらず会場がわかり難い。おそらく目立ち難いポスターが貼ってあるのが入り口だろうと思って探すと、果たしてその通り。一般の人たちは入場するのにちょっと勇気がいるかもしれません。こういう不親切さは解消しといて、やる気を見せた方が良いかも。
中に入ってみると、予想外に立派でなんだかホテルのロビーみたい。展示スペースも美術館のようで、一体どんなボーリング場だったんだろう。
かつてボーリング場だったころ・・・
左側の作品は「ボーリング場だった頃」がモチーフになってました。
その一方、一部はマンションの販売用のショールームだったこともある様子で、そんな過去を取り込んだ作品もあったりして面白かった。
かつてマンションショールームの見本のドアたちが・・・
左側の白い箱のようなものはユニットバスの現物サンプルだったみたい。ここに屋根を突き破る木が・・・。
帰宅途中に、関係者の一人である作家のIさんから、たまたま電話があって話をしました。
なんでも、会場であるあの建物、彼が最初に下見したときは廃墟のようになっていたらしい。それに内装工事をして美術館のようにしたんだとか。それで、あんなに立派で新品のようになってた訳です。
「あれでは、あの場所でやる意味が無い。あれはやっちゃいけないよ。」とのこと。なるほど。
あの場所を一般ウケする展示スペースとするか、題材とするか、ウーン、難しいところだなあ。
越後妻有、行ってみるか。

制作現場にて2010/01/08 00:14

友人であるIさんから、「愛知アートの森」での作品展示を手伝わない?との誘いを受けて現場に行って来ました。そこは四間道の「月のののうさ」というお店。四間道は名古屋市の街並保存地域に指定されていて、昔の町家を再生したりしているところです。
Iさんの教え子さんが二人アシスタントで参加していて、作品自体の制作の手伝いは彼らが活躍していました。
Iさんはいつもはインスタレーションを作風としていますが、今回はオブジェ。
よく見かける材料で意外性のある作品を作ってました。
いつもならこっちから見ることはできないんですが・・・。

中庭から2階に目をやると、小屋丸太をうまく露出させているきれいな部屋を発見。店の人にお願いして2階からも作品を鑑賞することが出来
2階からの眺め。下で見ている姿とは違うなあ
ました。ここから見える姿は一般の人の目には触れないんだろうなあと思いながらシャッターを切りました。



アーツ&クラフツ展2009/08/10 00:33

下のポスターがやたら目立つなあ
行こう、行こうと思いつつなかなか出掛けられなかった「アーツ&クラフツ展」を見て来ました。
どうやら似たような時期にもう一つの「アーツ&クラフツ展」が日本を巡回していた様子。むこうはイギリスとアメリカが中心らしいのですが、こちらの方は「ウィリアム・モリスから民芸まで」というのがサブタイトルでした。
民芸運動はアーツ&クラフツ運動から出発してる訳じゃないはずだけどなあ、と思いつつも、目指すところに共通点は多そう。
今では,身の回りのほとんどの物が良くデザインされていて、それが当たり前のようになっています。今の我々は、アーツ&クラフツにしろバウハウスにしろ「それ以後」から出発していて、それらは古典のようになっていますが、「それ以前」の人々にとって、そのような運動が勃興した時の新しさはどんな印象だったのか、それをもっと実感したいもの。
いわゆるビフォア・アフターの比較が出来る展示があると良かったなあ。
いつだったか、チャールズ・レニー・マッキントッシュが19世紀末に開催していた展覧会のインテリア写真を見たことがあります。そこには補足資料として当時の高級(と言われた)インテリアの写真が一緒に載っていましたが、あれは説得力がありました。
オットー・ワグナーの家具は始めてみましたが、良かった。
彼の家具に限らず、展示されている家具を見ていると力学的工夫というか、そういうものが看取できて面白い。
今の子供連中はデジタルなものに囲まれて育って行くけど、いつかある日、アナログなものの価値を再発見、なんてこともあるかも。

山の手西洋館2009/05/09 01:33

庭も奇麗に手入れされていて気持ちがいい
二日目はとりあえず、横浜の山の手西洋館見学。
昨日から参加の地元組は、「又あ〜」と疲れた声を発しておりましたが、港の方では「開港150周年博覧会」なんてものをやってて、すごい混雑。やっぱりこっちだよねえ。
以前この辺りに住んでいた時には、結局ほとんど来たことがなかったなあ。典型的な「近くの観光地」状態でした。
外交官の家は見晴らしの良いところにあって、高層ビルの無かった時代には、すばらしい眺望だったんだろうと思います。一般的な洋館に比べて、ガラス窓の面積が大きくて開放的な作りになってるのは、そのためなんでしょう。
ベーリックホールやエリスマン邸、外国人墓地などを見物しながら、港の見える丘公園まで山手本通りをブラブラしました。主な西洋館は見学者に開放されていたり、公民館的な使用がされていたり、建物として生きています。連休中は著名なフラワーコーディネーターの作品もアレンジされていて、良い感じ。西洋館の生活感ともうまくマッチしてたなあ。
この辺りは西洋館だけではなくて、当然ながら普通の住宅も立ち並んでいます。中には他の場所だとキッチュな建物になってしまうような家もありますが、この場所では、西洋館や多くのキリスト教会の雰囲気のおかげで、街並にうまくハマっていました。
ここでは普通の住宅までも観光資源になっております。大きな家が多いけど。
もっと早く来れば良かった、かも。