神長館守矢家史料館2010/11/15 00:43

友人達と山梨県の増富温泉で集まることになり、仕事の合間を縫ってお出かけしました。途中、高速を諏訪インターで降りて、かねてから見たかった「神長館守矢家史料館」を見学しました。
探す気にならないと見つからない建物ですが、展示を見て、周りを歩くとここがただなならぬ場所であることが判明して来るのでした。
展示物を見た後で突き出た柱をみると、まるで角(つの)のような
同じく藤森さんの設計した「高過庵」というお茶室、これも前から見学したいと思っていましたが、それは神長館のすぐ近くにありました。
歩く茶室、歩く人
夕方ということもあって本日休業中といった印象でしたが、写真で見るよりも安定感がありました。こういうひっそりとしたところで、静かに立てるお茶はどのような味わいなんだろう。


草取り2010/07/20 00:08

ついに夏到来。猛暑になる前にと思い、家の周りの草取りしました。
猛威を振るっているのが、ノウゼンカズラとドクダミです。ノウゼンカズラは数年前に家人が幹の部分を手違いで切ってしまったら横にどんどん伸びるようになったしまいました。そして今年はついに外壁をよじ登っているのを発見。すぐ横の背の高い雑草の陰にあって気が付かなかったなあ。引きはがしても跡が残るんですねえ。
左側の雑草の陰に隠れて気がつかず
このノウゼンカズラ、地下茎がしっかりしているようで、毎年リベンジにやって来ます。来年はどんな方法でやって来るのやら。
ドクダミの方もしぶとくて、毎年根っこの方から除去するようにしてるんですが、翌年になると同じように生えて来ます。
昨日は、伸びすぎていたナンテンを切りましたが、そのときの枝が落ちていて暑さのおかげで既にドライな感じになったいました。
アンゼルム・キーファーのミクストメディア作品に登場するような印象の乾涸びた小枝が、湿りのある雑草の上に散っている姿は、日本という風土のウェットな感性を見る思いでした。
緑色の草達までも枯れ色になってしまう時は、正に焦土と化すということなのかもしれません。
根っこのあるものは干からびないということ、か



建中寺の天王祭2010/06/07 01:28

建中寺の天王祭やってるよ、という話があって、子供たちと行ってきました。
からくり人形のある山車が出ることで知られているお祭りで、通りがかりでは何度か見たことがありますが、考えてみると、しっかり見るのは初めて。
尾張徳川家の菩提寺である建中寺の門前の筒井町。その近辺の町内の山車が2台連なっての曳き回しはなかなかの迫力。
ビルにも負けない存在感。電線がちょっと邪魔な感じ。

2台ともに、からくり人形があって賑わいを盛り上げております。
山車のからくり人形をあちこちで見ていると、からくり人形は唐人の風姿をしていることが多いようです。中世の日本では唐人の曲芸師たちが全国を興行して廻っていたらしく、そんな背景があってのことだろうと私は勝手に思ってます。でも、ここのは能装束に近くて、奉納舞であることがうかがえます。
奥のからくり人形は、早変りの着せ替え

出しの名前は湯取車。釜から紙ふぶきの湯気が・・・

山車の方が落ち着いたところで建中寺の門前にズラッと集まった屋台を見物。
射的や輪投げといったチャレンジ物のあまりのあっけなさに子供たちは少々ご不満のようすでした。でも、まあ、世の中そんなに甘くはないのだよ。


那谷寺(なたでら)2010/05/05 02:24

建築の設計をやってる友人達と温泉で集まりました。翌日はあちこちを見て回りましたが、「那谷寺に行こう」という話が出て、行って来ました。
山岳信仰の影響が感じられる、面白いお寺で、三仏寺の投入堂を見たときのことを思い出してしまいました。
参道から本堂にかけて岩が露出していて、そこに祠がいくつかはめ込まれています。
ただの岩山ではありません
この写真の右手に本堂がありますが、よく見えてないようです。
参道から見ると顔をのぞかせます。
岩肌と樹木に隠れて・・・
本堂の中では、洞窟のようなところにある本尊の周りを歩く「胎内巡り」もあります。
本堂から出ようとすると、こんなところを通過します。
これも境内
ろうそくの明かりが揺れる暗がりから、ここを抜けると、急に視界が開けて新緑が目に飛び込んできました。
産道を抜けてオギャーと生まれ変わったような感じで、面白い体験でした。






黒壁スクウェアの電柱2010/05/05 00:29

連休で建築設計をやってる友人達と石川県で集まることになり、北陸道から日本海
方面へ。途中、長浜インターで下りて黒壁スクウェアを見て来ました。
それほど広いエリアではないけど、ガラス工芸の店やおいしい名産品の店、骨董屋さん等等がならんで賑やかな街でした。中には海洋堂のフィギュアミュージアムも。
あの密度が良いんだろうなあ、と思います。
撮った写真を見ていたら、電柱の屹立具合に唖然。歩いているときはここまで目立った印象は無かったんですが・・・・。
気がつけば巨大な電柱が・・・
ちょっと異様な感じなので、試しに消してみました。
するとこんな具合に
やっぱりこうでしょう
やっぱり、こっちの方が良さそうです。
広重の「東海道五十三次」にこのような電柱が書いてあったら愛好されていたでしょうかねえ。