碌山美術館2009/11/03 02:07

新緑の碌山館も良いけど、紅葉もよく似合う
美ヶ原の翌日、これまた久々に碌山美術館へ。
昨年訪れた時は中に入る時間がなかったのですが、今年はじっくり見ることが出来ました。
別館が随分増えていて、作品ばかりでなく、一人の作家の人生そのものを多角的に展示するものになっています。
ここを支える人たちの熱意と愛情がこちらにも伝わってきます。
碌山の新しい作品集が出来たとのことで、それを買い求めに行ったのですが、この作品集はとっても良い。写真も素晴らしいんですが、ブロンズ像の写真と同様に、石膏原型の写真が紹介されていることに驚きました。あるんですねえ、原型が。しかも作品によってはブロンズよりも美しい。微妙な陰影の豊かさが作品の繊細な持ち味を引き出しているような印象です。やはり絵画から出発した人だったんだなあ、と改めて感じ入りました。
石膏原型の実物が見られたら良いなあ。
構内には落ち葉だまりがあちこちに出来ていますが、やはり自然は美しい。

美ヶ原2009/11/03 01:33

パノラマ写真だったら良かったかも。
友人との集まりで久々に松本へ行って来ました。
そして、お天気が良いので美ヶ原に上ろうということになり、それこそ、ん十年ぶり。
下の方からクルマで上るにつれて紅葉も次第に見事になります。ダケカンバの林も遅い午後の日差しに輝いてました。
空の近くのこの草原を写真に収めようとしても、あの広がりを表現するのはちょっと無理そう。
美ヶ原高原美術館には行ったことがなく、今回初めて外から眺めましたが、彫刻が散乱しているような印象。屋外展示には背景の雰囲気ってものが大事ということでしょう。
草原を歩いていると、アンテナ群が目に入って来ました。そういえばあったなあ。今日は少し霞がかかっていることもあって、蜃気楼のよう。
天上界は空気もおいしかった。

エールを送る会2009/09/27 23:52

目の前でド迫力
岐阜県の多治見市笠原町の医院の一角にあるコンサートホール、スタジオF。ここのF先生がジャズのライブコンサートを開くようになって今年で20周年。それをお祝いするとともに、今後のご活躍にエールを送る会があって、出かけて来ました。
スタジオFに初めて行ったのは、考えてみればもう17年ぐらい前になります。あの頃は月に1度のペースでやってらっしゃいました。ここ数年は少なめ、とはいえ既に111回。私が知っているだけでも内外のそうそうたるミュージシャンが出演し続けていて、すごいことです。
先生、スタッッフの皆様、毎回楽しいライブをありがとうございます。
エッセイ集にCD、森山威男トリオのライブ演奏、先生のドラム演奏まで飛び出して、充実した1日でした。

ふさふさ2009/09/14 01:39

風にそよいでるのが良い感じ
現場を見に行く途中で田んぼに稲穂がなびいているところを通りました。
今年は日照不足で作物の出来が良くないとか、野菜が値上がりして大変とかいう話を聞きますが、この辺りは何とか大丈夫そう(に見える)。
この辺りは仕事場からクルマで30分ほどの場所。それだけの時間で随分違った景色に出会えることが、何だか新鮮でした。
ふさふさと風になびく稲穂は、久々に柔らかな自然に触れた思い。公園やゴルフ場などの緑とは違った、豊かなボリューム感。見ていて幸せな気分を味わいました。
髪の毛なんぞはやっぱり多くあってほしいもの。こういうのってやはり豊穣のイメージってことかも。

参加するクラシックコンサート2009/08/23 02:51

会場内の撮影が出来なかったので、不思議な写真
静岡県の袋井市まで足を延ばして、吉田イツコさんの「バリアフリーコンサート」に行ってきました。今回はピアノ演奏だけでなく視覚芸術のコラボレーション。前半では花の写真のシリーズが、後半ではサンサーンスの「動物のお祭り」をモチーフにした切り絵が動きのある映像として舞台後ろのスクリーンに映し出されてました。
バリアフリーコンサートとは、小さなお子さんや障害のあるお子さん達が気兼ねなく参加することが出来、声を出したり動いたりしても「良いんじゃないの?」という、そんなコンセプトのコンサート。ジャズやポップスじゃなくて、クラシックでこういうスタイルというのが素晴らしい。時には観客からの手拍子もあって、まさにライブ。写真と切り絵も子供達は喜んでました。
今年の5月に長野県の茅野市で行われた同じテーマのコンサートでは、円形舞台を囲むスクリーンにマルチ映像で映写されたとのこと。そっちは参加出来なかったのが残念でした。
会場は「袋井市月見の里学遊館・うさぎホール」。この建物は各種のワークショップ を活動の中心にしているユニークな施設で、楽しい思い出作りができそうでした。
体験型というのが良いですね。