新年の奈良・その12009/01/03 15:32

南大門から五重塔を見ながら伽藍に向って歩く
今年もお正月は奈良に行って来ました。
いつもの東大寺ではなくて、法隆寺に行ってみようということになって斑鳩方面へ。法隆寺に来るのは何年ぶりだろう、かなり久しぶり。
梅原猛の「隠された十字架」を読んで以来、何となく近寄りがたくなっていたのでした。
南大門から西伽藍へ歩いて行くと、以前来た時よりも小振りな印象を受けました。五重塔や金堂、様々な仏像とにかく見所の多さに改めて感心させられます。
昔、修学旅行で訪れた時は五重塔の内側に入ることが出来て、塑像をぐるっと見て回った記憶があるのですが、いつからか外から眺めるだけになってしまったのは残念。
宝物蔵の奥には百済観音堂が出来ていて、ここには有名な百済観音像をはじめ、多くの仏像などが展示されていて、見応えあり。
夢殿まで来ると、広隆寺まで足を伸ばしたくなるのですが、家族の体調もあって、今回はそこまで。
そして、「正月とはいえこの辺は「初詣」の場所とは違ってるみたい」、ってことで、やはり東大寺のあたりに行くことに決定。

新年の奈良・その22009/01/03 16:14

大仏殿遠望と春日大社の本殿
駐車場探しに苦労して、東大寺あたりに着いた頃は既に夕刻。年が明けても日の暮れは速いもんです。
今年は時間の関係で、東大寺には寄らず春日大社に行くことになりました。東大寺の参道には屋台もたくさん出て賑っていますが、その辺りを横にそれて春日大社へ。でも、やっぱり東大寺の辺りの雰囲気がいいなあと思いつつ、遠くから南大門と大仏殿の屋根を1枚写真に収めておきました。日が傾いてちょっと寒々してしまいましたが、広々とゆったりした場所を、鹿がゆっくり歩いていたりして、そういう眺めがお正月にはぴったり。大げさにいえば悠久の時を感じることが出来ます。
一方、春日大社の方はすごい人。それだけでもお疲れ気味になりますが、この賑やかさもまた正月の風情でしょう。
良い年でありますように。

忘・新年会2009/01/11 02:00

夜の庭を愛でながら
今日は時々仕事を手伝ってもらってる仲間と食事をしました。
もともと、年末にお疲れさん会をしようと思ってたのですが、それぞれ都合が合わず、新年会で、ってことになっていたのでした。
場所はTV塔近くの「神楽屋佐助」。
古い数寄屋を利用していて、なかなか良い雰囲気。2階の個室を利用したのですが、古材がいい味を出してました。こういうのはやっぱり落ち着きます。もともと、日本家屋の欄干越しに見る庭の景色が好きなのですが、この部屋はまさにそれ。夜の風情は、また一つのごちそうでした。
料理は、「本鮪のねぎま鍋」がメインで美味。鮪はいつまで食べられるのかねえ、なんてことが話題となっておりました。
そして、お開きの台詞は、良いお年を・・・

春の気配2009/01/30 01:47

銀色のビロードの輝き、大きくなれ
今日たまたま家の裏側に廻ったらモクレンがつぼみをつけているのを発見。モクレンの花はまだまだ寒い時期に開花するけど、春の予感といった感じで楽しみです。
正月に「新春」とか言ったりするけど、子供の頃は、真冬に「春」と言ったりするのが不思議でした。今でも少々ギャップを感じてしまいます。歳時記的には、春ということなら旧正月の今頃の方が生活感覚にぴったり来るように思います。
そういう意味では、中国が旧正月の「春節」を祝う習慣を守ってるのはエラいなあ。