ヘチマパワー2008/11/05 02:20

こんなに高いとこにあっては収穫も出来んわなあ
普段何気なく通っている道で、ちょっと上を見上げるとヘチマが空を飛んでいる。一瞬あぜんとしたものの、なるほど。架空線に絡み付いたヘチマが伸びに伸びて、道路の反対側まで到達。その途中には立派なヘチマの実がぶらぶら。 都市の熱帯化がもたらしたジャングルへの第一歩か。 ヘチマの先端は次の場所を求めて模索を続けているようでした。

その迫力、尋常にあらず・・・桜井浜江展2008/11/08 01:30

壁の看板もでかいけど作品本来の持ち味は表現出来ていないなあ
一宮方面に仕事で出かけて、時間があったので、三岸節子記念美術館に立ち寄りました。新聞で、桜井浜江展の広告を見て気になっていたので、行ってみたという訳です。
私にとっては、未知の作家でしたが、作品を見てその迫力に圧倒されました。展覧会のキャッチコピーに「その迫力、尋常にあらず」とありますが、まさにその通り。
おおらかでしっかりした存在感のある作品が並んでいるのだろうなあ、三岸さんの作品とうまく調和しそうな感じ、などと新聞の記事、写真から想像していたのですが、そんな予想は吹き飛びました。
「樹」の連作などは、樹皮のテクスチャーを表現するのに、あえて絵の具にひび割れを作っていますが、絵の具がめくれ上がっているところもあり、さらに剥落している部分まである凄まじさ。大きさも200号ぐらいある中での無鉄砲とも思われるような手法。それでいて全体には、風雪に育まれて来たような落ち着きが漂っています。
枯れたように老いて行く、なんて言葉は関係ない世界でした。絶筆になった作品も「意欲」に満ちた印象でした。ああいう力強さは男には真似出来ないんじゃないかと思うことしきり。
元気を充電させていただいたような気分でした。
そんなことを考えながら見ているうちに時間がなくなってきて、三岸さんの作品は、自画像だけを見ました。あの作品には、一度見たら忘れることが出来ない不思議な力強さがあって、これを見るために再訪したくなります。
もっと見たかったけど「原始、女性は太陽であった」という言葉を思いながら館を後にしました。

秋の中房温泉2008/11/13 00:18

この後ろに本館や別館があるんです
大学のときのサークルのOB会で、長野県の中房温泉に行ってきました。
「日本秘湯を守る会」の温泉の一つ。燕岳の登山口にあります。
この時期チェーンが必要かも、とか四駆のクルマじゃないとたどり着け
ないかも、等々いろんなことが予想されましたが、秋たけなわの紅葉の中
普通に到着しました。
案内された部屋のメインは離れのようなところにある和室の大部屋。立派
な床の間や欄間もあって格式が高い部屋でした。その一方、あちこちから
すきま風が入って、ちょっと寒そう。
でもそのおかげで、いろんな種類の温泉を楽しんで、遅くまで酒を酌み
交わして貸し切り状態。余計な気を使わなくてよかったので、快適でした。
翌朝、霧氷の混じる紅葉を眺めながら、地熱料理をするために少々山登り。
途中で、我々が宿泊した棟の横を通過しましたが、「風雪に耐えて」と
いう言葉がぴったり。建築の内外のギャップは面白いなあ。

中房温泉その22008/11/13 00:30

グツグツ ボコボコ
地熱料理としてゆで卵を作ろうってことで、昨日買い出ししといた卵を
湯気の立ち上る砂地の中に埋めました。結構熱かった。本当かなあ、と
一抹の不安とともに待つこと数分、掘り出してみたら、ばっちり出来て
いました。ちょっと硫黄臭いけど、美味。
下山途中には源泉も見ることが出来ました。
強大な自然エネルギーが、人間が利用するのにちょうど良い状態で
顔を出しているワケで、これは自然からの贈り物。

タワーズライツ2008/11/16 01:08

クリスマスカラーで今年のは楽しい
名古屋駅に行く用事があって、今年もタワーズライツ(JRのツインタワーのクリスマスイルミネーション)を見ました。
今年のは、絵本から飛び出す様々なイメージというテーマのようです。ヨーロッパの古城を中心として、いろんなイメージが展開されて行くと言う動きのあるイルミネーション。今年はなかなか気合いが入ってます。そういえば、去年のはちょっと寂しかった。
これが始まったころは、神戸のルミナリエを模倣したようなものでしたが、ここ数年は独自性を模索している様子。
それは良いと思うんですが、照明の色合いが白っぽいものに変わって来のはちょっと残念。省エネでLEDを使用するのは当然としても、電球色のものもいろいろと出て来ているので、そういうものを使えないかなあ。あのような大規模なイルミネーションに使えるものがないんでしょうか。
寒さの中で出会う明かりには、灯火のぬくもりがあってほしいもの。
ディスプレイ装置のようになりませんように。